ほだれ祭


ほだれ祭/新嫁たち03.jpg栃尾にはいたるところに石仏・道祖神があります。
母が子を抱き、父が合掌のもの、男女が抱擁しているものなどの双体、あるいは三体の道祖神、如意輪観音、馬頭観音、庚申像 (塔) など古くから民衆に信仰されてきた神々です。

ほだれ様も道祖神の一つで、御神木の大杉の横に陽根型の御神体が祀られていますこの御神体は高さ2.2m、重さ600kgで、新潟県内はもちろん日本で一番大きな道祖神かと思われます。

午前11時、ほだれ様の横にそびえる大杉(樹齢800年)に、200kgの大しめ縄が奉納されると祭のスタート。
ほだれ祭/大杉と注連縄.jpg
大数珠くり、御神酒鏡開き、初嫁厄払い、五穀豊穣などの神事が行われ、クライマックスは、御神体の御移行です。御神体が年1回この時若者たちにより祠から外に出され、初嫁を乗せ神輿のように担がれます。「縁結び」「子宝」「安産」「子の健やかな成長」「五穀豊穣」「商売繁盛」「無病息災」「家内安全」など、参拝者はさまざまな願をかけ、ご利益にあやかろうと手を伸ばします。

ほだれ祭/のぼり.jpg祭の原形は、すでに江戸時代の前からあったといわれています。当時御神体は石でできた陽根形のもので、祭の日には御神体前の広場に村中の者が集まり、若い衆の法螺貝や太鼓にあわせて大数珠をくり、村中を巡りました。数珠くりを休むと災いが起こるといわれていました。

ほだれ … 男の局部という説もありますが、「穂垂れ」で稲や粟の実りを形容する言葉といわれています。

参拝者には富くじ、福餅の餅つきなどのほか、栃尾名物ジャンボあぶらげや栃尾てまりなどのお土産コーナー、地酒、甘酒、かじか酒などの美味コーナが用意されています。

*情報源:旧栃尾市ホームページ

動画




ほだれ祭

ほだれまつり

下来伝・ほだれ大神

しもらいでん・ほだれだいじん

3月第2日曜日 11:00 a.m.〜


map 下来伝.psd


栃尾全図集落名入り/下来伝.psd

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